体操系アクロバットの技
頭倒立(三点倒立)
Headstand
頭のてっぺんと両手の3点で体を支え、逆さに止まる技です。逆さの姿勢で体をまっすぐに保つ感覚と、腕で床を押して支える力の土台になります。
3Dで見る頭倒立(三点倒立)
視点を自由に回し、一時停止やスライダーで各局面を確認できます。
この3D図解は、学校体育の頭倒立の形をもとに、局面ごとの姿勢(胴の回り・背中の丸め・首と脚の関節の角)を人の関節が動く範囲の中でなめらかにつないだ動きです。骨の長さは一定にしています。頭のてっぺんと両手は床の決まった位置に止め、両手は肩幅(左右20cm)、頭は両手より25cm前に置いています。頭が床にない間は膝を床に止め、頭を着けてからは、膝やつま先が床にある間はそれらが床に着くように、足が浮いている間は重心の床への投影が頭と両手の三角形の中に収まるように、体全体の回り方を決めています。ゆっくり動く技なので、床の力の作用点は重心の投影とほぼ一致します。腕は毎コマ、床に置いた手の位置へ届くように肘の曲がりを決めています。実際のフォームは指導者や目的によって異なります。
頭倒立(三点倒立)とは
三点倒立(頭倒立)は、頭のてっぺんと両手を床に着いて三角形を作り、その上に腰を運んで両脚を上へ伸ばし、逆さで止まる技です。頭だけで支えるのではなく、両手でも床を押して、3点で体重を分けて支えます。
うまく止まるポイントは、「三角形を大きく作る」ことと「腰を三角形の真上に運んでから脚を伸ばす」ことです。両手は肩幅に開き、頭は両手より手のひら1つ分ほど前に着きます。腰が頭の真上に来る前に脚を伸ばすと後ろへ倒れ、勢いで振り上げると前へ倒れます。先に膝を肘に乗せた形(かえる倒立)で止まれるようになると、脚を伸ばすのが楽になります。
3D図解は、四つんばいから頭を着き、腰を上げて膝を肘に乗せ、脚を伸ばして止まり、来た道を戻って降りるまでの形で作ってあります。視点を「左から」「右から」にすると、腰が三角形の真上に運ばれていく様子がよくわかります。
動きの流れ
- 四つんばい両膝と両手を床に着く。両手は肩幅に開く。
- 頭を着く顎を引いて、頭のてっぺんを両手の少し前に着く。頭と両手で三角形を作る。首だけに体重をかけず、両手でも床を押す。
- 腰を上げるつま先を立て、両手で床を押して腰を高く上げる。足を手の方へ近づけ、腰を頭の真上まで運ぶ。
- 膝を肘に乗せる足を床から離し、膝を曲げて肘の上に乗せる(かえる倒立の形)。ここで一度止まる。
- 脚を伸ばす膝を肘から離し、両脚をゆっくり上へ伸ばす。勢いで振り上げない。
- 止まる頭・両手の3点で止まる。おなかに力を入れ、つま先まで体をまっすぐに保つ。
- 降りる膝を曲げて肘へ戻し、脚を伸ばしてつま先を床に着く。腰を下げて膝を床に着き、頭を上げて四つんばいに戻る。
練習の段階
上から順に、前の段階が安定してから次へ進みます。
- 三角形を作る四つんばいから頭のてっぺんと両手を着き、三角形の大きさと手の向きを確かめる。頭を着く位置が両手に近すぎないようにする。
- かえる倒立腰を上げて膝を肘に乗せ、足を床から離して止まる。3点で支える感覚と、腰を三角形の上に運ぶ感覚を覚える。
- 壁で脚を伸ばす壁の近くで膝を肘に乗せてから脚を伸ばし、かかとを壁に当てて止まる。倒れても壁が受けてくれる。
- 一人で止まる壁から離れ、膝を肘に乗せた形から脚をゆっくり伸ばして止まる。慣れたら止まる時間を伸ばす。
よくある失敗と直し方
- 首が痛い頭だけで支えている。両手でしっかり床を押し、体重を3点に分ける。頭のてっぺんでなく額を着いていないかも確かめる。
- 後ろへ倒れる腰が三角形の真上に来る前に脚を伸ばしている。足を手の方へ近づけて腰を頭の真上まで運び、膝を肘に乗せて止まってから脚を伸ばす。
- 前へ倒れる(背中から落ちる)勢いで脚を振り上げている。脚はゆっくり伸ばし、倒れそうなら膝を曲げて肘へ戻す。
- 三角形が小さい頭と両手が近すぎて土台が狭い。両手は肩幅に、頭は両手より手のひら1つ分前に着く。
トリッキングはACST-BJでも習えます
トリッキングが得意分野のくらと先生が在籍しています。レッスンは個人指導が基本なので、自分のレベルに合った技から、クッション性のある専用スタジオで安全に練習できます。実際の動きを見ながら、踏み切りや回転のクセを一緒に確認していけます。
体験レッスンを予約する トリッキングを習いたい・講師について聞きたいなどのご相談はお問い合わせからどうぞ。アクロバット技には怪我のリスクがあります。宙返りや多回転の技は、指導者のいる環境やマットのある場所で練習してください。