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体操系アクロバットの技

側転(側方倒立回転)
Cartwheel

手→手→足→足の順に一直線の上に着いて、体を車輪のように横へ1回転させる技です。脚を大きく開いて倒立の位置を通るので、倒立の力と回る感覚が同時に身につきます。ロンダートや側宙の土台になる、ほん転技の基本です。

STEP2・初級 ほん転技群基本動作

3Dで見る側転(側方倒立回転)

視点を自由に回し、一時停止やスライダーで各局面を確認できます。踏み込み脚・振り上げ脚は左右を切り替えられます。

A:横向きのまま立って終わる(学校体育の側方倒立回転)

B:来た方向を向いたランジで止まる(前半を逆にたどる・体操の形)

この3D図解は動画からではなく、標準的な側転の形をもとに作った動きです。局面ごとの姿勢(胴の傾き・体の向き・手足の角度・腰の位置)を時間でなめらかにつなぎ、骨の長さを一定に組み立てています。床に着いた手足はその位置に止め、腕や脚の長さに合わせて肘・膝を曲げています。踏み込み脚は左右を切り替えられます。実際のフォームは指導者や目的によって異なります。

側転(側方倒立回転)とは

側転は、正式には側方倒立回転といい、片手ずつ床に着いて倒立の位置を通過し、片足ずつ下りて立つまでに、体が横向きに1回転する技です。手と足が順番に床に着くので空中に浮く時間がなく、倒立と回転のいちばん初めの技として、学校のマット運動でも体操・チア・トリッキングでも最初に練習します。

動きは、構え → 踏み込み → 着手 → 倒立を通過 → 着地 → 立つ、の順です。手と足は、踏み込んだ足・1本目の手・2本目の手・振り上げた足・踏み込んだ足の順に、一本の線の上に並びます。体はその線を含む縦の面の中で回るので、上から見ると手足の跡が一直線になります。

終わり方には2通りあります。学校体育の側方倒立回転では、横向きのまま足を開いて立ち、腕を横へ伸ばして終わります(A)。体操の床運動では、倒立から後を前半の逆にたどり、来た方向を向いたランジで止まります(B)。左手・右手の順に離し、先に着いた足を前にしたランジで、腕を前へ伸ばして止まります。

3D図解は、左足で踏み込んで左手から着く形(右利きの人に多い形)で作ってあります。左右を切り替えて表示することもできます。

動きの流れ

  1. 構え進む向きを向いてまっすぐ立ち、両腕を前へまっすぐ伸ばす。目線は手を着く先の床。
  2. 踏み込み踏み込み脚(左)の膝を引き上げて前へ大きく踏み出し、膝を曲げる。上体を前へ倒しながら、前へ伸ばした腕をそのまま前下の床へ伸ばす。体は前を向いたまま。振り上げ脚(右)は後ろから振り上げる。
  3. 着手前を向いたまま左手を着き、そこから体をだんだんひねりながら右手を着く。手は踏み込んだ足と同じ線の上に、肩幅くらい離す。振り上げ脚を強く振り上げ、踏み込み脚で床を押して離れる。肘は少し外側へ曲げて受け、肩で床を押す。
  4. 倒立を通過脚を大きく開いて、腰を両手の真上に通す。体はまっすぐ伸ばし、目線は両手の間の床。
  5. 着地振り上げ脚(右)を手と同じ一直線の上に下ろし、続いて踏み込み脚(左)を下ろす。手は左手→右手の順に床を押して離し、上体を起こしていく。
  6. 立つA:横向きのまま足を肩幅より広く開いて立ち、腕を横へ伸ばして止まる。B:前半の逆をたどる。左手・右手の順に離し、右足・左足の順に下ろして、来た方向を向いた右脚を前にしたランジで、腕を前へ伸ばして止まる。

練習の段階

上から順に、前の段階が安定してから次へ進みます。

  1. 壁倒立で体を支える壁に向かって倒立し、腕を伸ばしたまま肩で床を押して体を支える。10秒ほど止まれるようにする。
  2. 手と足の順番を覚える床に一本の線(テープなど)を引き、しゃがんだ姿勢から、手→手→足→足の順に線の上に着いて横へ移る。腰は低くてよいので、順番と線の上に着くことを覚える。
  3. 腰を高くしていく同じ動きで、振り上げ脚を強く振り上げて腰を高く上げる。台やマットの上に手を着くと、腰を上げやすい。
  4. 立った姿勢からの側転立った姿勢から踏み込んで、脚を開いて倒立の位置を通る。終わりは横向きに足を開いて立つ形(A)で、手足の跡が一直線にそろうまでくり返す。
  5. ランジで終わる・左右の両方来た方向を向いたランジで止まる形(B)や、反対の手足から始める側転も練習する。片手側転やロンダートへ進む準備になる。

よくある失敗と直し方

  • 手足が一直線に並ばない手を体の前(胸の向き)に着くと、体が線から外れて斜めに回り、足が線の外に落ちる。踏み込んだ足の先の線の上に、肩幅で手を着く。
  • 腰が低いまま回る振り上げが弱いと、腰が手の上を通らず、膝を曲げて横へ転がる形になる。振り上げ脚を強く振り上げ、脚を大きく開いて腰を手の真上に通す。
  • 肘が曲がる肘が曲がると肩が沈み、腰が上がらない。壁倒立で腕を伸ばしたまま体を支える練習をする。
  • 足を一度に下ろす両足をそろえて下ろすと、横へ倒れたり尻もちをついたりする。振り上げ脚から片足ずつ、手と同じ線の上に下ろす。
くらと先生

トリッキングはACST-BJでも習えます

トリッキングが得意分野のくらと先生が在籍しています。レッスンは個人指導が基本なので、自分のレベルに合った技から、クッション性のある専用スタジオで安全に練習できます。実際の動きを見ながら、踏み切りや回転のクセを一緒に確認していけます。

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アクロバット技には怪我のリスクがあります。宙返りや多回転の技は、指導者のいる環境やマットのある場所で練習してください。

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