トリッキングの技
チート900
Cheat 900 Kick
トルネードキックの踏み切りから空中でさらに1回転し、2回目に目標を向いたところで回し蹴りを当てる回転蹴りです。
3Dで見るチート900
視点を自由に回し、一時停止やスライダーで各局面を確認できます。蹴り脚は左右を切り替えられます。
動きは、トリッキングの技の定義(Loopkicks Tricking の Tricktionary)、指導者による技術解説と、テコンドーの跳び回転蹴りの計測値をもとに、標準的なフォームとして作成したものです。滞空時間はトルネードキックより長く想定しています。実際のフォームは指導者や目的によって異なります。
チート900とは
チート900は、チートセットから跳び、空中で約540°回転して回し蹴りを当て、振り上げ脚で着地する技です。チートステップの約180°と合わせ、着地までの回転が約900°になります。回転の数え方を統一した呼び方(TKT)では Cheat 720 Round と呼ばれます。
踏み切りと着地の形はトルネードキックと同じで、空中の回転が1回転多くなります。回転を速めるため、空中では脚をそろえて腕を胸に締め、体を縦に細く保ちます。
動きの流れ
- 構え〜踏み切りトルネードキックと同じ。チートステップで背中を目標へ向け、腕のU字の振りと振り上げ脚の膝で跳ぶ。トルネードより高く跳ぶ。
- 空中で1回転踏み切った脚をまっすぐ伸ばし、腕を胸に締めて、体を縦に細く保ったまま1回転する。
- 回し蹴り2回目に目標を向く手前で蹴り脚を抱え込み、残りの回転に合わせて膝から先を伸ばして足の甲で当てる。
- 着地蹴った脚をたたみ、振り上げ脚で着地する。膝を曲げて受け止め、腕を横へ開いて釣り合いを取る。
練習の段階
上から順に、前の段階が安定してから次へ進みます。
- トルネードキックの高さを上げるトルネードキックで、跳躍の頂点付近で当てられる高さと滞空時間を確保する。
- 蹴りを入れずに空中で1回転半するチートステップから跳び、空中で脚をそろえて約540°回転し、振り上げ脚で着地するまでを反復する。柔らかいマットの上で行う。
- 低い目標で蹴りを通す回転が安定したら、腰の高さの目標で回し蹴りを入れる。蹴り脚を開くのが早すぎないことを確認する。
- 高さを上げる目標の高さを段階的に上げる。
よくある失敗と直し方
- 空中で体が開く腕や脚が体から離れると回転が遅くなり、1回転半に届かない。脚をそろえ、腕を胸に締めて縦に細く保つ。
- 蹴り脚を早く抱え込む回転半径が大きくなって回転が遅くなる。2回目に目標を向く手前まで脚をそろえておく。
- 踏み切りが低い回転の時間が足りず、蹴りと着地が重なる。腕と振り上げ脚の振りで真上へ跳ぶ。
- 上体が前に倒れる回転軸が傾き、着地が崩れる。跳ぶ前から胸を起こし、空中でも頭を体の真上に保つ。
トリッキングはACST-BJでも習えます
トリッキングが得意分野のくらと先生が在籍しています。レッスンは個人指導が基本なので、自分のレベルに合った技から、クッション性のある専用スタジオで安全に練習できます。実際の動きを見ながら、踏み切りや回転のクセを一緒に確認していけます。
体験レッスンを予約する トリッキングを習いたい・講師について聞きたいなどのご相談はお問い合わせからどうぞ。アクロバット技には怪我のリスクがあります。宙返りや多回転の技は、指導者のいる環境やマットのある場所で練習してください。