トリッキングの技
チート720(540フック)
Cheat 720 Kick
チートステップから跳び、空中で回転して、反対の脚のフック(後ろ回し蹴り)を当てる回転蹴りです。
3Dで見るチート720(540フック)
視点を自由に回し、一時停止やスライダーで各局面を確認できます。蹴り脚は左右を切り替えられます。
動きは、トリッキングの技の定義(Loopkicks Tricking の Tricktionary)、指導者による技術解説(腕のU字の振り・膝の振り上げ・上体を起こした回転)と、テコンドーの540°後ろ回し蹴りの計測値(滞空0.59〜0.64秒、インパクトは跳躍の頂点の後)をもとに、標準的なフォームとして作成したものです。実際のフォームは指導者や目的によって異なります。
チート720(540フック)とは
チート720は、チートセットから跳び、空中で約360°回転して、踏み切り脚と反対の脚でフック(かかとで引っかける後ろ回し蹴り)を当てる技です。チートステップの約180°と合わせ、着地までの回転が約720°になります。回転の数え方を統一した呼び方(TKT)では Cheat 540 Hook、テコンドーでは「540キック」と呼ばれることがあります。
踏み切った脚で着地するのが標準的な形です。540キックとは蹴る脚と回転の向きが異なり、後ろ回し蹴り(フック)の形が土台になります。
動きの流れ
- 構え目標を向いて立ち、両足の母指球に体重を乗せる。
- チートステップ踏み切り脚を体の前を横切るように踏み込み、蹴り脚の母指球を支点に回転して、背中を目標へ向ける(約180°)。腕は頭の上へ振り上げておく。
- 踏み切り踏み込んだ脚に体重を乗せ、腕を下まで振り下ろしてから大きく振り上げる(U字)。蹴り脚の膝を高く振り上げると同時に、踏み切り脚で床を押して跳ぶ。後方宙返りのように膝を抱え込まない。
- 空中で回転腰を開き、蹴り脚を前に抱え込んだまま、踏み切り脚を後ろに残して回転する。上体は起こし、腕は胸の前に引きつける。
- フック目標を肩越しに捉えたら、背中を目標へ向けた位置で蹴り脚を後ろへ伸ばし、かかとで当てて膝を曲げて引っかける。同時に踏み切り脚を前へ振り出して体を支える。
- 着地蹴った脚をたたみ、踏み切り脚で着地する(つま先は目標と反対を向く)。膝を曲げて受け止め、着地した位置で構え直す。
練習の段階
上から順に、前の段階が安定してから次へ進みます。
- 後ろ回し蹴りの形を確認するその場の後ろ回し蹴りで、膝を抱え込んでから後ろへ伸ばし、かかとで引っかける動きを確認する。
- 蹴りを入れずに跳んで回転するチートステップから跳び、空中で約360°回転して踏み切り脚で着地するまでを反復する。上体を起こしたまま回転できることを優先する。
- 低い目標でフックを通す腰の高さの目標に向けて、空中でフックを入れる。目標を捉えてから蹴り脚を伸ばす順序を守る。
- 高さを上げる腕と蹴り脚の膝の振り上げで滞空時間を伸ばし、目標の高さを段階的に上げる。
よくある失敗と直し方
- 膝を抱え込んで後ろへ倒れる後方宙返りに近い形になり、回転軸が後ろへ傾く。腰を開き、蹴り脚を前に、踏み切り脚を後ろに残したまま上体を起こして回転する。
- 蹴り脚を早く開く回転が遅くなり、フックが目標に届く前に着地が来る。目標を肩越しに捉えるまで蹴り脚を抱え込んでおく。
- チートステップが浅い空中で回転する量が増えて蹴りが間に合わない。背中が目標を向くまで踏み込む。
- 踏み切りで床を見る体が沈んで高さが出ない。目標を肩越しに捉え、目線を上げたまま跳ぶ。
トリッキングはACST-BJでも習えます
トリッキングが得意分野のくらと先生が在籍しています。レッスンは個人指導が基本なので、自分のレベルに合った技から、クッション性のある専用スタジオで安全に練習できます。実際の動きを見ながら、踏み切りや回転のクセを一緒に確認していけます。
体験レッスンを予約する トリッキングを習いたい・講師について聞きたいなどのご相談はお問い合わせからどうぞ。アクロバット技には怪我のリスクがあります。宙返りや多回転の技は、指導者のいる環境やマットのある場所で練習してください。