トリッキングの技
540キック
540 Kick
トルネードキックと同じ踏み切りから空中で回し蹴りを当て、蹴った脚のまま着地する回転蹴りです。
3Dで見る540キック
視点を自由に回し、一時停止やスライダーで各局面を確認できます。蹴り脚は左右を切り替えられます。
動きは、トリッキングの技の定義(Loopkicks Tricking の Tricktionary)、指導者による技術解説と、テコンドーの跳び回転蹴りの計測値(重心の上昇28〜37cm、滞空0.6秒前後)をもとに、標準的なフォームとして作成したものです。実際のフォームは指導者や目的によって異なります。
540キックとは
540キックは、チートセットから跳び、空中で回し蹴りを当てて、蹴った脚で着地する技です。踏み切りから着地までの回転が約540°になることが名前の由来で、回転の数え方を統一した呼び方(TKT)では Cheat 360 Katana と呼ばれます。
踏み切りと蹴りまではトルネードキックと同じで、違いは着地だけです。蹴った脚で着地するため、空中で脚を入れ替える時間が要らない一方、蹴り脚を振り抜いたまま体の下へ戻す必要があります(ハイパー着地)。
着地した脚を軸に回転を続けられるため、次の技へつなぐ起点(スイングスルーなど)としても使われます。
動きの流れ
- 構え目標を向いて立ち、両足の母指球に体重を乗せる。
- チートステップ蹴り脚を体の前を横切るように踏み込み、反対の脚の母指球を支点に回転して、背中を目標へ向ける(約180°)。腕は頭の上へ振り上げておく。
- 踏み切り踏み込んだ蹴り脚に体重を乗せ、腕を下まで振り下ろしてから大きく振り上げる(U字)。同時に振り上げ脚の膝を回転方向へ高く振り上げ、蹴り脚で床を押して跳ぶ。
- 空中で回し蹴り振り上げ脚を床の方へ伸ばし、踏み切った蹴り脚を抱え込む。腕を胸の前へ引きつけて回転を速め、目標を向いた頃に膝から先を伸ばして足の甲で当てる。
- 蹴った脚で着地蹴り脚を振り抜いたら、膝をたたんで体の下へ戻し、そのまま蹴り脚で着地する。振り上げ脚は着地まで床につけない。
- 構え直す振り上げ脚を下ろして両足で立ち、着地した位置で構え直す。
練習の段階
上から順に、前の段階が安定してから次へ進みます。
- トルネードキックを安定させる踏み切りと空中の回し蹴りはトルネードキックと同じ。先にトルネードキックの高さと着地の向きをそろえる。
- その場の回し蹴りから蹴り脚で着地するその場で回し蹴りを振り抜き、蹴り脚を体の下へ戻して片脚で立つ動きを反復する。振り抜いた脚が外へ流れないようにする。
- 低い目標で通す膝〜腰の高さの目標で、蹴ってから蹴り脚で着地するまでを通す。着地の足の向きが回転方向へそろうことを確認する。
- 高さを上げる腕と振り上げ脚の振りで滞空時間を伸ばし、目標の高さを段階的に上げる。
よくある失敗と直し方
- 振り上げ脚で先に着地するトルネードキックの着地になる。振り上げ脚は空中で後ろに残し、蹴り脚を体の下へ戻す。
- 振り抜いた脚が外へ流れる着地の位置が体の外になり、膝や足首をひねる。蹴った後は膝をたたんで体の下へ引き戻す。
- 着地で回転を止める膝や足首に回転の負担が集中する。着地した脚を軸に、そのまま回転を続けて逃がす。
- 上体が前に倒れる回転軸が傾き、蹴りも着地も崩れる。跳ぶ前から胸を起こし、腕は下から上へ振り上げる。
トリッキングはACST-BJでも習えます
トリッキングが得意分野のくらと先生が在籍しています。レッスンは個人指導が基本なので、自分のレベルに合った技から、クッション性のある専用スタジオで安全に練習できます。実際の動きを見ながら、踏み切りや回転のクセを一緒に確認していけます。
体験レッスンを予約する トリッキングを習いたい・講師について聞きたいなどのご相談はお問い合わせからどうぞ。アクロバット技には怪我のリスクがあります。宙返りや多回転の技は、指導者のいる環境やマットのある場所で練習してください。